2017年の「キャリアウーマン」ネタで日本中を席巻し、社会現象を起こした「ブルゾンちえみ with b」。当時、オースティン・マホーンの「ダーティ・ワーク」に乗せた独特のリズムと、ブルゾンちえみを両脇で支えるシュールなブルゾンちえみ with bのメンバーの姿は、多くの人の記憶に深く刻まれています。
あれから月日が経ち、2026年現在、ブルゾンちえみさんは改名を経て新たな道を歩み、ブリリアンの2人もそれぞれのフィールドで活動を続けています。本記事では、ブレイク当時の軌跡から事務所退所、海外留学を経て現在に至るまでの変遷、そして気になる解散の理由や最新の動向までを徹底網羅して解説します。
ブルゾンちえみ with bの伝説的ブレイクと誕生の背景

2015年に結成された「ブルゾンちえみ with b」は、わずか1〜2年でテレビ業界の頂点へと駆け上がりました。当時ワタナベエンターテインメントに所属していたブルゾンちえみさんが、同じ事務所の若手お笑いコンビ「ブリリアン」(ダイキ、コージ)を両脇に従えて披露したネタは、瞬く間に茶の間の人気を集めました。
「35億」という強烈なフレーズに代表されるポジティブかつ自立した女性像は、働く女性を中心に絶大な共感を呼び、2017年の新語・流行語大賞トップテンに選出されるなど社会的なブームとなりました。また、ネタで使用されたオースティン・マホーンの楽曲「ダーティ・ワーク」も日本国内で空前のリバイバルヒットを記録し、音楽シーンにも大きな影響を与えました。
この爆発的なブレイクの裏側には、単なるお笑いの枠を超えたスタイリッシュな世界観の構築がありました。スーツ姿でビシッとキメたブリリアンの2人の端正なルックスと、全てを包み込むようなブルゾンちえみさんのキャラクターが見事に融合し、唯一無二のエンターテインメント空間を作り上げていたのです。
メンバーそれぞれのキャリアの変化:ブルゾンちえみ改め藤原史織の現在
トップタレントとして走り続けたブルゾンちえみさんですが、2020年3月末をもって所属事務所を退所し、お笑い芸人としての活動にピリオドを打ちました。退所の大きな理由の一つとなったのが、かねてより強い憧れを抱いていた海外への挑戦、特にイタリアへの留学でした。
事務所退所後は芸名を本名である「藤原史織」へと改め、個人事務所および新しい環境のもとで活動を再開。テレビのバラエティ番組を中心とした生活から一転し、自身の関心が高い環境問題、ジェンダー、ファッション、そして表現活動へと軸足を移していきました。
メディアへの露出の仕方も変化し、自身のSNSやラジオ、エッセイ執筆などを通じて、等身大の言葉でライフスタイルや思考を発信しています。ゼロからのキャリア再構築とも言えるこの変化は、かつての「キャリアウーマン」というキャラクターを現実の人生において体現しているかのようであり、現在も多くのファンから支持を集め続けています。
with b(ブリリアン)の現在地:ダイキとコージのその後の歩み
ブルゾンちえみさんの両脇を固め、ともにブレイクを駆け抜けた「ブリリアン」のダイキさんとコージさんもまた、大きなキャリアの変化を経験しています。2020年3月にブルゾンさんが事務所を離れた後、コンビとしての活動を継続していましたが、同年10月にコンビ解散を発表しました。
コージさんは、もともと大学時代に日本一を経験するほどの本格的なアメフトプレイヤーでした。コンビ解散を機に、お笑い芸人からアメリカンフットボール選手への再挑戦を表明し、Xリーグの「otonari福岡SUNS」に加入。見事にトップアスリートとしてのキャリアを復活させると同時に、俳優やタレントとしてもドラマや舞台に出演するなど、マルチな才能を発揮しています。
一方のダイキさんは、旅やファッション、美容分野への造詣を深く活かし、モデルやインフルエンサーとしての活動を展開。自身のライフスタイルや趣味を発信するなど、それぞれの道で新たな個性を開花させています。
【比較表】ブルゾンちえみ with b メンバーの軌跡と現在の活動
かつて一つのチームとして日本中を沸かせた3人が、現在どのような道を歩んでいるのか、その軌跡と現状を整理します。
| メンバー名 | ブレイク当時の役割 | 活動の転換点・事務所退所 | 2026年現在の主な活動内容 |
|---|---|---|---|
| ブルゾンちえみ(藤原史織) | ネタの主宰・キャリアウーマン役 | 2020年3月に事務所退所・芸名改名、イタリア留学 | 表現活動、エッセイ執筆、ラジオ、環境・ライフスタイル発信 |
| コージ(コージ・トクダ) | with b(向かって左) | 2020年10月にブリリアン解散 | Xリーグ(アメリカンフットボール選手)、俳優、タレント |
| ダイキ | with b(向かって右) | 2020年10月にブリリアン解散 | モデル、インフルエンサー、旅・美容関連の執筆・発信 |
解散の真相と「再ブレイク」の可能性を検証
ファンや視聴者の間でたびたび話題になるのが、「なぜ解散に至ったのか」「再結成や再ブレイクはあるのか」という点です。当時の解散および独立については、ネガティブな不仲によるものではなく、メンバーそれぞれが「次のステージに進むための前向きな選択」であったことが、その後の各人のコメントや行動からも明らかになっています。
ブルゾンちえみさん自身、当時の多忙を極めた生活の中で、自分が本当にやりたかった表現やライフスタイルを見つめ直す必要性を感じていました。ブリリアンの2人も、事務所の看板やユニットの枠組みだけに頼らず、個人の実力で勝負したいという強い意志を持ってそれぞれの道へ進みました。
ネット上では、当時のネタのインパクトが強すぎるあまり「一発屋」として語られることもありますが、実際にはそれぞれのメンバーがゼロからキャリアを再構築し、プロフェッショナルとして生き残っている点が特筆すべき事実です。メディアの特番などで一時的な再共演が期待される声もありますが、現在はそれぞれが確立した領域で活動しており、そのプロとしての自立心こそが彼らの最大の魅力となっています。
【ブルゾンちえみ with b】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ブルゾンちえみさんは現在、テレビに出演していないのですか?
A1:かつての毎日のようにバラエティ番組に出演していたスタイルからは離れていますが、自身のペースでラジオやウェブメディア、執筆活動などを行っており、メディア露出の形を大きく変えています。
Q2:with bの2人は現在も芸能界にいますか?
A2:はい、健在です。コージさんはアメフト選手と俳優業を両立させており、ダイキさんはモデルやインフルエンサーとして独自のジャンルで活動を続けています。
Q3:当時のネタ音源やオースティン・マホーンとの関係はどうなっていますか?
A3:オースティン・マホーンの「ダーティ・ワーク」は、日本における代表的なタイアップ成功事例として現在も音楽ファンの間で語り継がれており、日本のバラエティ史に残る名コラボレーションとして認知されています。
ブルゾンちえみ with bの軌跡は、単なるお笑いブームの一過性の現象ではなく、激動のメディア環境の中で個々の人間が自らの意志でキャリアを切り拓いていく過程そのものでした。
藤原史織として自然体の生き方を追求する姿も、コージ・トクダとしてアスリートと芸能の二刀流を貫く姿も、ダイキとして新たなライフスタイルを提示する姿も、すべてはあの熱狂的な日々があったからこその現在です。2026年を迎えた今もなお、それぞれの持ち場で挑戦を続ける彼らの動向から、今後も目が離せません。