2022年大晦日に放送された「第73回NHK紅白歌合戦」は、「LOVE & PEACE -みんなでシェア!-」をテーマに掲げ、3年ぶりにNHKホールでの有観客開催が実現した記念すべき年末の大型音楽特番となりました。司会には大泉洋さん、橋本環奈さん、スペシャルナビゲーターの櫻井翔さん、そしてNHKの桑子真帆アナウンサーが起用され、司会者陣の巧みな進行も大きな話題を呼びました。
本記事では、当時の出演者一覧や紅組・白組の歌唱曲目、初出場を果たしたフレッシュな顔ぶれ、そして世間の注目を集めた数々の特別企画の真相まで、2026年現在の視点も交えながら徹底的に網羅・解説します。
第73回NHK紅白歌合戦の全体概要と司会・テーマの舞台裏

2022年12月31日に放送された第73回NHK紅白歌合戦は、コロナ禍による無観客や制限付きの開催を経て、本格的に熱気を取り戻した記念碑的な回となりました。「LOVE & PEACE」というテーマには、分断や困難の続く世界に向けて、音楽を通じて愛と平和を分かち合いたいという強い思いが込められていました。
総合司会を務めたタレントのタモリさんは、長年親しまれた『ブラタモリ』の空気感をそのままに、出場歌手たちへの絶妙な相槌や温かい眼差しで番組全体の雰囲気を和ませました。また、女優としての確固たるキャリアを築きながら紅白の舞台に挑んだ橋本環奈さんの堂々とした司会ぶりは、視聴者だけでなく関係者からも高く評価され、大泉洋さんとの絶妙な掛け合いが番組を大いに盛り上げました。
紅組・白組の全出場者と歌唱曲目一覧
第73回NHK紅白歌合戦では、時代の潮流を象徴するベテランから若手まで、幅広いジャンルのアーティストが紅白に分かれて熱唱を繰り広げました。以下に、出場した主なアーティストの顔ぶれと歌唱曲目をまとめます。
| 組 | アーティスト名 | 歌唱曲目 | トピックス・特徴 |
|---|---|---|---|
| 紅組 | Aimer | 残響散歌 | アニメ主題歌の大ヒットを受けて初出場を果たし、圧倒的な歌声を披露 |
| 紅組 | 工藤静香 | 35周年SGリスペクトメドレー | 名曲の数々を力強く歌い上げ、変わらぬ存在感を示す |
| 紅組 | あいみょん | ハート / 君はロックを聴かない | 世代を超えて愛される名曲のメドレーでステージを魅了 |
| 白組 | King & Prince | TraceTrace | 5人体制での熱気あふれるパフォーマンスがファンの記憶に刻まれる |
| 白組 | JO1 | SuperCali | グローバルな人気を誇るボーイズグループが待望の初出場 |
| 白組 | 福山雅治 | 桜坂 | デビューからの歩みを感じさせる感動的なステージを展開 |
このテーブルに挙げた他にも、SNSやサブスクリプションサービスで若者を中心に絶大な支持を集めたアーティストが多数参加し、テレビとデジタルの融合が進んだ2022年を象徴するラインナップとなりました。
初出場歌手の顔ぶれと選出背景の真相
第73回で大きな注目を集めたのが、新鮮な顔ぶれが並んだ「初出場歌手」たちです。紅組では、大ヒットアニメの主題歌で世界的ヒットを記録したAimerさんや、韓国発の人気グループ・IVE、LE SSERAFIMらが初出場を果たしました。特にK-POPガールの台頭は、音楽市場のボーダレス化を如実に示すものでした。
一方の白組では、SNSのバイラルヒットから火がつき若者層の圧倒的支持を得たTani Yuukiさんや、サバイバルオーディション番組から誕生したJO1、BE:FIRSTなどが初出場を決めました。NHK側が掲げた「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」という選考基準に照らし合わせ、メディア環境の変化やストリーミングの再生回数などを多角的に反映した結果といえます。
伝説の復活と感動を生んだ特別企画の全貌
当時の紅白を語る上で欠かせないのが、番組の随所に仕掛けられた豪華な「特別企画」の数々です。中でも、同年8月に亡くなったギタリスト・和泉宏隆さんの所属したT-SQUAREの楽曲起用や、長年日本の音楽シーンを牽引してきた安全地帯の特別出場は、多くの音楽ファンの涙を誘いました。
加えて、コンサート活動からの引退を発表していた加山雄三さんが「最後の紅白の舞台」として登場し、「海 その愛」を力強く歌い上げたシーンは、日本の歌謡史における一つの大きな区切りとなりました。また、松任谷由実さんがAI技術や過去の自身の映像と時空を超えて共演した演出は、技術と音楽表現の融合として大きな話題を呼びました。
これらの特別企画は、単なる懐メロの披露にとどまらず、世代を超えて音楽が繋いできた歴史や、アーティストたちのこれまでの足跡をリスペクトする演出として、視聴者に深い感動を与えました。
タイムテーブルと曲順が描いた番組構成の妙
第73回紅白の曲順は、前半戦の勢いのある若手アーティストのステージから、中盤の情緒あふれるコラボレーション、そして終盤のベテラン陣による重厚なステージへと、緩急のついた見事な構成になっていました。
前半では、トレンドセッターであるアイドルグループやネット発のアーティストが次々と登場し、視聴者の離脱を防ぎつつタイムラインでの盛り上がりを創出しました。そして後半の折り返し地点では、氷川きよしさん(当時)の特別ステージや大御所アーティストのパフォーマンスが配置され、家族三世代がテレビの前に集まる大晦日の夜にふさわしい、安心感と高揚感の両方を満たすタイムテーブルが組まれていました。
【紅白 2022 出演者】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第73回NHK紅白歌合戦の司会者は誰が務めましたか?
A1:司会は俳優の大泉洋さん、女優の橋本環奈さん、スペシャルナビゲーターの櫻井翔さん、そしてNHKアナウンサーの桑子真帆さんが務めました。
Q2:2022年の紅白に初出場した主なアーティストは誰ですか?
A2:紅組ではAimerさん、IVE、LE SSERAFIMなど、白組ではJO1、BE:FIRST、Tani Yuukiさんなどが初めて紅白のステージを踏みました。
Q3:第73回紅白のテーマは何でしたか?
A3:「LOVE & PEACE -みんなでシェア!-」をテーマに掲げ、音楽を通じて平和や愛の大切さを分かち合うステージが展開されました。
第73回NHK紅白歌合戦は、コロナ禍からの本格的なエンターテインメントの復興と、デジタルネイティブ世代の台頭が交差する歴史的な分岐点となりました。テレビという伝統的なメディアの枠組みの中で、SNSやストリーミング時代のヒット曲をどのように見せるかというNHKの挑戦は、その後の音楽番組の制作にも大きな影響を与え続けています。
出場したアーティストたちの熱演や、世代を超えたコラボレーションの数々は、大晦日の夜を彩るエンターテインメントとしての紅白の価値を改めて証明するものでした。