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第71代横綱・鶴竜力三郎の現役時代と現在、家族の絆を徹底解剖

篠原 拓也 篠原 拓也 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
目次

大相撲の歴史において、卓越した技量と類まれな品格で土俵を沸かせた第71代横綱・鶴竜力三郎。モンゴル国ウランバートル出身の孤高の横綱は、現役引退後、年寄・音羽山として新たな道を歩み始めています。本記事では、現役時代に残した輝かしい実績から、ファンを感動させた引退相撲の裏側、家族との心温まるエピソード、そして音羽山親方として後進の指導にあたる現在の姿まで、多角的な視点から徹底的に解説します。

第71代横綱・鶴竜力三郎の足跡と輝かしい現役成績

鶴竜力三郎

鶴竜力三郎は1985年8月10日、モンゴル国スフバートル市(出生・育ちはウランバートル市内)に生まれました。初土俵を踏んだ井筒部屋から、のちに陸奥部屋へと移籍し、長きにわたって角界の第一線で戦い続けました。四股名の「鶴」は部屋ゆかりの「鶴ヶ嶺」から、「力三郎」は尊敬する大先輩・寺尾のゆかりの四股名に由来しています。

取り口の持ち味は、柔軟な体幹としなやかな筋肉を活かした右四つ、そして鋭い下手投げや多彩な技の数々です。怪我に泣かされる時期も少なくありませんでしたが、不屈の精神で這い上がり、2014年5月場所後に第71代横綱へと昇進を果たしました。

項目 詳細 公式発表・主な実績
四股名 / 年寄名 鶴竜 力三郎(かくりゅう りきさぶろう) / 音羽山 最高位:第71代横綱(2014年5月場所昇進)
出身地 モンゴル国スフバートル市(ウランバートル育ち) 父親の出身地を登録
所属部屋 井筒部屋 → 陸奥部屋 師匠:元関脇逆鉾(井筒親方)など
主な得意手 右四つ、下手投げ、寄り 幕内最高優勝回数:6回

幕内最高優勝6回を誇る卓越した技量と実力

横綱としての在位期間中、鶴竜は数々の名勝負を繰り広げました。特に白鵬、日馬富士、のちの照ノ富士らとしのぎを削った時代において、技巧派の横綱として独自の存在感を放ちました。幕内最高優勝は通算6回を数え、土俵際の絶妙な逆転技や、相手の力を利用した流麗な相撲は多くのファンを魅了しました。

万全ではない身体と向き合いながらも、稽古場では人一倍真摯に相撲道と向き合う姿が関係者や後輩たちから絶賛されました。そのまじめで実直な姿勢は、引退後に親方となってからも指導の現場にしっかりと受け継がれています。

家族との深い絆:妻とのエピソードと温かい家庭

土俵上の凛々しい姿とは対照的に、プライベートでは良き夫、良き父親としての温かい一面を持っています。2014年12月に結婚を発表し、翌2015年5月には第1子となる長女が誕生。さらに同年10月には都内ホテルで結婚披露宴を行い、角界関係者ら約500人から盛大な祝福を受けました。

特にファンの間で語り草となっているのが、2016年11月場所で幕内最高優勝を果たした際の感動的なワンシーンです。支度部屋から表彰式へ向かう花道の途中で、駆け寄ってきた妻に思わずキスをする姿がNHKのテレビ中継で放送されました。その後の優勝インタビューでアナウンサーからキスの感想を聞かれ、恥ずかしそうに照れながら「最高です」と答えた笑顔は、多くの視聴者の心に温かい印象を残しました。

感動の引退相撲と愛息との最後の取組の裏側

2021年3月場所をもって現役を引退した鶴竜は、2023年6月3日に両国国技館で引退相撲を行いました。太刀持ちに霧馬山(現・大関 霧島)、露払いに小結・正代を従えて土俵入りを披露し、多くの相撲ファンの拍手に包まれました。

この引退相撲のハイライトとなったのが、長男との最後の取組です。長男の力いっぱいの当たりを横綱が真っ正面から受け止め、土俵際で押し出されて土俵を割るという、親子の愛情溢れる演出が行われました。会場は温かい笑いと万雷の拍手に包まれ、家族の絆を感じさせる忘れられない名場面となりました。

また、その後の断髪式では、元朝青龍、元白鵬の宮城野親方、元3代目若乃花の花田虎上、元日馬富士、そして現役の横綱・照ノ富士という、歴代横綱経験者6人が鋏を入れるという非常に豪華な顔ぶれが揃いました。元朝青龍からは「あれだけのまじめさで頂点までいったことは本人の真摯な努力。素晴らしい活躍をした」と最大級の賛辞が送られました。

現在の活動:音羽山親方として後進の育成に奔走する日々

現役引退後は年寄「音羽山」を襲名し、陸奥部屋の部屋付き親方として指導にあたってきました。のちに名跡の継承や独立など、相撲界の伝統を守りながら次世代の力士を育てる指導者としての道を歩んでいます。

現役時代に培った高度な技術や、土俵に対する真摯な向き合い方を惜しみなく伝える指導スタイルは、若手力士たちから厚い信頼を寄せられています。モンゴル出身というバックグラウンドを持ちながら、日本の相撲道の本質を深く理解し体現した音羽山親方としての手腕に、今後の角界発展の大きな期待が寄せられています。

【鶴竜力三郎】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:鶴竜力三郎の出身地や本名は?
A1:本名はマンガラジャラブ・アナンダです。出身地はモンゴル国のウランバートル市内ですが、相撲界の取組前などの呼び出しでは父親の出身地であるスフバートル市を自身の出身地としてアナウンスされています。

Q2:現役時代の最高位や優勝回数は?
A2:最高位は第71代横綱で、幕内最高優勝は通算6回を誇ります。怪我を乗り越えながら卓越した右四つと技巧派の相撲で頂点に立ちました。

Q3:現在の活動内容や年寄名は何ですか?
A3:現在は日本相撲協会の年寄「音羽山(おとわやま)」として、音羽山部屋を率い、後進の指導・育成に尽力しています。

第71代横綱・鶴竜力三郎は、現役時代に数々の栄冠を勝ち取り、土俵内外で人々を魅了してきました。愛する家族に支えられ、感動的な引退相撲を経て迎えた現在は、音羽山親方として次代を担う力士たちを温かく、かつ厳しく指導しています。

卓越した技術と誠実な人間性を兼ね備えた親方として、これからの相撲界にどのような足跡を残していくのか。その歩みと指導者としての手腕から、今後も目が離せません。

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篠原 拓也

アイドルと音楽フェスを13年追跡。公演の公式発表・セットリスト・運営告知を突き合わせて執筆しています。

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